「ミステリアス」を演じてモテたい人がやるべきたった一つのこと
「ビューティ・ファッション・ライフスタイルにまつわる最新の話題をお届けすること」をコンセプトにする『beauty news tokyo(ビューティ ニュース トーキョー)』が、『無性に惹かれる理由とは。男性が大好物な「ミステリアスな女性」の特徴』なるタイトルの記事を配信していた。とりあえずは、その「特徴」ってヤツを以下に列記してみよう。
・ひとりで過ごすことが多い
(※大勢でワイワイしないほうが「あの子は一体どういう子なんだろう?」と興味を引くことができる?)
・どちらかというと地味な印象
(※流行りのファッションを無視して落ち着いた格好にしてみたらいい?)
・いろんな知識を持っている
(※ミステリアスな女性は、話しかけて会話してみると「面白い=知識が豊富であること」が多い?)
・自分のことはあまり語らない
(※「謎の多い女性」を演出する?)
たしかに、女性……だけではなく、男性にとっても「ミステリアスな雰囲気をかもし出す」のは “モテ” の重要なポイントの一つとなることに間違いはない。また、前出した「ミステリアスな女性(=ヒト)の特徴」も、おおむねは「正解」……だと、私も思う。
しかし、これら一連の「特徴」は、結局のところ、一つの「結論」にすべてが行き着くのではなかろうか。そう! とどのつまりが
「極力、自分の情報を公に開放しない」
……コイツに尽きるのだ! もちろん、SNSに手を出すなんてえのは論外!!
「一人で過ごす時間を多くすること」によって、「プライベートの知られざる部分」を拡大する。「地味な印象」によって、話しかけられる機会を減らす。「豊富な知識(やスキル)」をあえてひけらかさないことによって、それが然るべき相手に漏れ伝わったときのギャップを激しくする。「自分のことを語らないこと」によって、然るべき相手の好奇心を掻き立てる……。
ただ、言うのは簡単だけど、このすべてを「さあ、明日から実践してみましょう!」となったら、それはなかなかにむずかしい。
人間っていうのは、誰しも大なり小なりの “承認欲求” を胸に秘めている生き物であり……とくに、こうやって無自覚であろうが自覚的であろうが、普段は「自分の情報を隠蔽しがちなヒト」ほど、いったん意中の相手と出会ったとき、堰を切ったかのごとくセルフトークが止まらなくなるケースもなくはないからである。あと、仮に長い時間二人っきりだと、自分の話もある程度はしなければ、単純に “会話” が成り立たない。
では、そんな厄介なシロモノである “承認欲求” を、いざという局面においてコントロールするには、はたしてどうすればいいのか?
ゴメス個人としては、これまでの豊富な女性経験(笑)から培ってきた
「比較的どーでもいい “森” の情報で、とっておきな “木” の情報を隠す」
……という方法をおすすめしたい。たとえば、私は20年の歴を誇る生粋の(草)野球人ではあるものの、はじめたのが40歳からだったので、ぶっちゃけ野球はそこまで上手くない。いっぽうで、硬式テニスは高校時代けっこうイイとこまでいったこともあり、(自分で申すのもなんだが)その腕前は今でもけっこうなモノだったりする。
だから、私は意中の女性と会話する際、「野球」に関しては「週2~3回は試合出てるんですよー」「下手なプロの2軍よりやってますよー」「最近、外野だとボールが見えないのでピッチャーはじめたんですよー」「ウチのチームのユニホーム、オール緑色で珈◯館の看板みたいなんですよー」「スコアがつけられる女子マネージャー、猛烈募集中なんですよー」……と、あまり自慢げにならないよう注意して(※下手だから、自慢しようがない?)、ガンガン開示する(= “森” の情報)。そして、「テニス」(= “木” の情報)のことは一切語らない。
「野球」の話題で “承認欲求” を満たすことによって、ついノドから出てきそうな「テニス自慢」をグッと我慢して、最高のシチュエーション(※意中の相手を友人が主催するテニス会にそれとなく誘う……とか?)で、一気に “放流” するのだ。
「相手に質問されるまで、自分の情報を公に開放することを徹底して避けよ!」とまでは言わない。ただ、
「自分の情報は、できるだけ “小出し” に」
……くらいは意識しておくことこそが「ミステリアス」へのもっともな近道なのかもしれない。