美容クリニック男性患者数は6年前と比べ、30倍以上増加!? 男子の美意識向上現象が止まらない!

ヘルス・ビューティー

 

男性専門の総合美容クリニック『ゴリラクリニック』(医療法人社団十二会/総院長:稲見文彦)の発表によると、同院が創業された6年前(2014年)から今期までを比較すれば、なんと! 男性患者数が34.05倍にまで跳ね上がった……らしい。

 

ちなみに、施術別だと「医療脱毛」は31.42倍、「スキンケア治療」にいたっては116.72倍! 創業時のヒゲや全身の「医療脱毛」が中心だったころは20〜30代のビジネスマンが主な患者層であったが、昨今はシミやたるみの「スキンケア治療」、それにAGA治療やスメルケア(ワキガ・多汗症)治療、医療痩身……と、他それぞれの施術にも男性の関心が寄せられ、40〜50代の来院も増加しているという。

 

「34.05倍」というとんでもない数字は、ひとえに同院の企業努力の賜物と言えるだろう。が、「メンズ美容市場」の規模が、急激な右肩上がりの成長を見せているのも紛れもない事実であり、その理由を『ゴリラクリニック』は次のように推察する。


 
(1)   ジェンダーレスの一般化

ジェンダーフリーという考え方が世間に広く浸透。男らしさ・女らしさといった旧来の価値観にとらわれない「美容男子」が多くなってきた。


 
(2)   男性の美意識の高まり

「美容男子」の登場により、一般男性全体の美意識も底上げ的に高まってきている。


 
(3)   美容医療に対する敷居の低下

「プチ整形」という言葉が生まれ、美容医療に対する敷居が一気に下がった。美容医療技術も日進月歩状態ゆえ、施術自体がどんどん手軽になってきている。


 
 (4)   男性美容の受け皿の存在

既存の美容クリニックは、そのほとんどが女性をメインターゲットとしてきたため、男性は来院しづらかったが、最近は“男性専用”の美容クリニックも増えてきている。

 

どれも時世のトレンドを敏感に察知した正しい分析だと思う。ただ、これからも加速度的にエスカレートしていくであろう、こうした風潮が、はたして良いことなのか悪いことなのか……正直なところ、私にはよくわからない。

 

決して遠くない将来、中高年男性の誰もが、もっと当たり前のごとくリーズナブルに美肌やAGAや痩身の施術を美容クリニックで受けるようになり、あと美容院なり自宅なりでチャチャッと白髪を染めたら……世代ごとの個性が相当なレベルにまでフラット化され、(多少大袈裟に申すと)いずれ街中では40代以上(に見える)男性が消滅してしまうのではなかろうか? それはそれでいささかホラーな話である。そして、こんなアンチエイジング現象はすでに女性のあいだでは兆候が垣間見えはじめてもいる。

 

かといって、「外見の没個性化」や「ポジティブエイジング」をスローガンに、「美容男子」をやみくもな姿勢で全否定するのも、ちょっと違う気がする。何を隠そう、私も美容クリニックで腕毛の脱毛施術を受けたことがある、いわゆる“経験者”である。某友人男性から「新幹線でゴメちゃんの横に座ったら、いつもフワッとした感触があって、ゾクッとしちゃうんだよね〜」と指摘された、細いけど異様に長かった腕毛を“処理”することによって、一つのコンプレックスが消滅したののも、またたしか……。そんなわけで、もはや「美容施術を受けるか・受けないか?」ではなく、「美容施術をどこまでするか?」が、とりあえずは男性の外見の個性を、繊細なディテールで浮き立たせる要素となる時代に突入しつつあるのかもしれない。

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ネットニュースパトローラー

山田ゴメス

1962年大阪府生まれ B型。 ネットニュースパトローラー(※citrus限定肩書き。たまにスポーツ新聞や週刊誌も。略して「NNP」)。 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッショ...

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