PS5発売記念! 今、改めて問う…PlayStationシリーズとは何なのか? PS驚きの歴史

コラム

citrus 二階堂銀河

 

2020年11月に『PlayStation 5』が発売予定となっている『PlayStation』シリーズは、1994年に初代が発売されて以降、25年以上もの間ゲームファンから愛され続けているハードだ。ユーザーの記憶に残るソフトも数多くリリースされているゲーム機『PlayStation』シリーズの歴史をこれから振り返っていきたい。

 

 

■初代『PlayStation』~『PlayStation 2』

始まりは1994年12月。国内で初代『PlayStation』が発売される。業務用ビデオゲームに負けず劣らずのリアルタイム3DCG表示は、かつてない高解像度のゲーム画面を映し出し、テレビゲーム界に革新をもたらした。また、その斬新でスタイリッシュなデザインも話題となり、特にコントローラーは従来のハード機にはない優れたグリップ感を実現したことや、三角、丸、バツ、四角があしらわれた特徴的なボタンアイコンが反響を呼び、長きに渡り愛される『PlayStation』シリーズのシンボルとして広く浸透していくこととなった。

 

続いて2000年3月、国内で『PlayStation 2』が発売される。本機は当時の平均的パソコンスペックを超える128ビットCPU「Emotion Engine」と高速描画プロセッサー「Graphics Synthesizer」 を搭載し、初代『PlayStation』を凌駕する高解像度表現を実現させている。またソフトはDVD-ROM規格で作られており、DVDプレイヤーとしての機能も持ち合わせた点も話題を呼んだ。そのほか、振動機能付きのコントローラーや、縦置きも横置きも可能な本体デザインにも注目が集まった。

 

 

■『PlayStation 3』~『PlayStation 4』

シリーズ3機目は、2006年11月に国内リリースされた『PlayStation 3』だ。本機は、極めて優れた演算能力を持つ頭脳「Cell Broadband Engine」と、高性能グラフィックスプロセッサー「RSXのタッグによって、更なる映像美の追求に成功している。また、DVDのみならず、ブルーレイプレイヤーとしての機能も併せ持ち、ソフト面でも、ディスク方式だけでなくネットワークゲームやデジタルコンテンツのダウンロードが可能になった本機は、まさに時代の変遷に合わせた更なる進化を遂げたハードと言っていいだろう。

 

そして最後は、現行モデルである『PlayStation 4』だ。欧米で先行して販売され、日本国内でリリースされたのは2014年2月。本機はCPUのコアとGPUが搭載されたAMD製の専用プロセッサーによる高い処理能力を有しており、これによりオンライン機能は格段の飛躍を見せている。ソフトを持っている人が一人だけでも、本機を持っていれば複数人が同時に同じゲームができる「シェアプレイ機能」や、『PlayStation Vita』や各種モバイル端末との連携機能など、まさに次世代のハードにふさわしいスペックを有している。また、完全ワイヤレス化やタッチパッド機能、さらにSHAREボタンが搭載されているなど、コントローラーの進化も話題となった。

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