最近増えつつある女性芸能人と「一般男性」の結婚を「青年実業家」と報じるのは、もはや時代遅れなのか?

コラム

 

フリーアナウンサーの「カトパン」こと加藤綾子(36)が6月7日、自身のインスタグラムを更新。「改めてのご報告となりますが、昨日結婚いたしました。たくさんの方からお祝いの言葉をいただき少しずつ実感が湧いてきたところです」と心境を明かした。

 
相手は「一般男性」である「A氏」とのことで、東京や神奈川を中心に約60店舗のスーパーマーケットを展開し、年商2000億円を誇る企業の“2代目社長”……なんだとか。下世話ではあるが(笑)、あえてもうちょっとだけ、この「一般男性」についての情報を追記しておく。

 

 
「A氏は慶應ボーイの39歳。学年でいうと加藤さんの4つ上になります。慶應大学経済学部を卒業後、食品会社勤務を経て実父が経営する会社に入社しました。8年前に代表取締役に就任した“2代目社長”です。スーツの似合う爽やかなイケメンで、仕事ぶりは“攻めの一手”。スポーツ万能で、趣味のゴルフはプロ並みの腕前です」(A氏の素顔を知る知人談)

 
「(元)慶應ボーイ」「2代目社長」「年商2000億円」「スーツが似合う」「爽やかイケメン」「スポーツ万能」「ゴルフの腕はプロ並み」……絵に描いたような順風満帆、非の打ち所がない華麗なるプロフィールである。だが、(別にやっかむ気はないのだけれど)昨今、石原さとみや夏菜や河北麻友子……といった女性芸能人が結婚相手に選んだ「推定年収ウン千万円の超大手外資系金融マン」や「IT関連企業社長」や「元パリコレモデルとの噂もある起業家」と同様、こういうメンズを「一般男性」とアッサリ括ってしまうのは、やや違和感を感じてしまう。さすがに、いささかの無理があるのではなかろうか?

 
元新聞記者で「成婚率東日本トップの仲人士」とのフレコミの村上れ似子さんというヒトが配信していたウェブコラムによると、カトパンの「一般男性」との結婚を受けて、ネット上ではこんな声があがっている……らしい。

 

 
「ほんとに一般男性と結婚したのは新川優愛だけ」

 
「新川優愛さんは純粋に好きな方とご結婚されたんだなと感じる」

 
念のため。「新川優愛」とは、仕事を通じて知り合った9歳年上のロケバス運転手と、交際2年半のすえ結婚した女優さんのこと。職種や年収などが(おそらく)「一般的(=最大公約数?)」という意味で、村上れ似子さんは新川優愛と結婚した男性のことを「リアル一般男性」と命名している。

 
「芸能人との接触も多い」といった特殊性を持つ「ロケバスの運転手」を「一般的な職種」とカテゴライズしてしまうのも疑問と言ってしまえば疑問だったりするけれど、とりあえずは「アッパークラスの一般人」と「リアルな一般人」を区別する、あと一歩だけ踏み込んでくれた親切なワードがあってもいいのではないか……と思う。

 
たとえば「青年実業家」……とか? ウィキペディアには「原則としては青年の起業家自身を指すが、家業などを相続した場合にもこう呼ばれることもある」とあった。なんとなく古臭さがただよう響きの“肩書き”ではあるものの、仮にカトパンの結婚相手を「2代目青年実業家」と報じてもらったら、(少なくとも)我々おじ(い)さん世代にはストンと落ちる。ちなみに「青年」とは「本来だと25歳までだが、世間的には40歳未満までを含む」……のだそう。カトパンのダンナさんは「39歳」ってことですから、ギリセー……ですかね?

 

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