お見合い相手にも、つい "質問攻め" してしまう有働由美子アナの「ジャーナリズム魂」という名の性(さが)に猛烈なる共感!

コラム

 

フリーアナウンサーの有働由美子(52)が、10月18日に放送された『しゃべくり007 2時間SP』(日本テレビ系)に出演。これまでになんと!「80回以上ものお見合いをしてきた」ことを明かしていた。

 

番組中では、有働アナの妹から

 

「姉は結婚願望が強くて、めちゃめちゃお見合いに参加しています。本人は50回以上のお見合いを経験したと言っているが、本当は80回以上行っています」

 

……とのタレコミが。さらには本人曰く、

 

 「とにかく(いろんなことを)聞きまくる、仕事柄」

「(相手のことを知るために)『その柄物のシャツ、元々お好きなんですか?』などと質問攻めにして、結局は男性側から断られてしまい、お見合いが成立しなかった」

 

……ケースも多々あった……のだそう。

 

う〜ん……すごくよくわかる! どこらへんが「すごくよくわかる!」のかと問われれば、とりあえずは二つ。

 

まず一つは「(つい相手を)質問攻めにしてしまう」とのくだり。私も「ライター」という「仕事柄」なのか興味深い対象者──とくに心中では "カノジョ候補" として見なしている女性とかを前にしたら、とにかく矢継ぎ早に質問を浴びせかけての "取材"を行ってしまう傾向が強かったりする。

 

「出身地はどこですか?」

「その生まれ故郷はどんなとこですか?」

「ご両親とは仲がいいんですか?」

「ご兄弟とも仲はいいんですか?」

「高校は女子校ですか? 共学ですか?」

「部活はなにをやっていたんですか?」

「思春期のトラウマってありますか?」

「そのトラウマは今の人格形成にいくばくかの影響を与えていますか?」

 

……エトセトラ、エトセトラ……と、幼少期から現在、将来の展望に到るまで延々と、とにかく聞きまくる。

 

そして、「よくわかる!」のもう一つは、こうした「取材」のごとくな質問攻めは、度が過ぎると案外敬遠される……という悲しい事実である。

 

一般的に「聞き上手なヒトがモテる」とはよく言われる。が、「取材という仕事上での聞き上手」と「モテる聞き上手」をイコールで結んではいけない。微妙に異なる点があるわけで、その違いとは「聞き手の自己情報開示率」だと私はにらんでいる。

 

たとえば、聞き手と話し手という役割分担が明確で、時間も限られている「取材」において、いちいち「私はこれこれこうで、だからあれはこうだと思います…」みたいな自己主張を挟み込んでくるがタイプ(※←けっこう実在するw)はインタビュアーとしては三流だが、プライベートの場では相手を「質問攻め」にした以上、ある程度は自分についても語り返さねばならない義務が生じる。前者の聞き上手の「自身の情報開示率」が0%〜5%くらいだとしたら、後者のソレは30%〜40%くらい……といったところか?

 

また、その比率が変われば当然のこと、会話のリズムも変わってくる。有働アナのお見合いが「なかなか成立しない」理由は「ご本人が相当に選り好みなされているだけ」という可能性もたしかに捨てきれないが、取材中のアレグロなリズム感をそのままお見合いにも持ち込んでしまっていることも遠因にあるのは、おそらく間違いかろう。

 

私も一度、ジャーナリズム畑の記者魂に満ち溢れた女性とホンの短い期間お付き合いした経験があるのだけれど、あまりに性急な質問の嵐には正直辟易した。会っている最中は常に頭が(返答のため)高速回転しっぱなしなので、場がお開きになってしばらくはぐったりしてマジな話、歩行さえ困難になってしまうのだ。

 

ただ、そんな有働アナの、好奇心に突き動かされた「一秒でも早くなんでもかんでも聞かずにはいられない」という心情も痛いほど理解できる。長年をかけて染み付いた "職業病" ってヤツは、そう簡単に払拭し切れるものではないのだから……?

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