私が大好きな女優・内山理名を射止めたハート泥棒に思わず脱帽! その吉田栄作力の秘密とは!?

コラム

 

少々古い話になるが、昨年の11月21日、女優の内山理名(40歳:初婚)と俳優の吉田栄作(当時52歳:再婚)が結婚したことを、お互いが自身のSNSで発表した。

 
私は内山を2時間ドラマなどで観るたびに「ああ、内山理名ってイイなぁ」とあらためて確認できるほどに……でも「好きな女優は?」と問われた際は「内田理央」と名前が混乱して、つい別の女優サンの名を挙げてしまいがち……なくらいに彼女のことが大好きだったりする。

 
「なんだ、そんなに好きじゃねえってことじゃん!」なんて風にツッコまれてもしかたないのだけれど、別の見方をすれば「女優としてではなく、むしろ一般人に近いかたちで彼女に好意を抱いている」といった強引な解釈もできなくはない。いずれにせよ、私は内山理名みたいな“容姿”がタイプなことだけは間違いなく、「一般人に近いかたちで〜」であるがゆえ、実際にはまだ一度も彼女とはお会いしたこともないにもかかわらず、ガッキーと結婚した星野源や石原さとみと結婚した一般人男性とは違って、伴侶として選ばれた吉田栄作には憧憬……どころか軽い嫉妬の念すら覚えてしまう。

 
そんなニクいヤツ・吉田栄作が秘める「栄作的オジサン力」を宝泉薫さんというヒトが『AERA dot』で以下のような分析をなされていた。

 

 
(「朝走るのが気持ちよくなりまして。やっぱり朝の光って、すごく元気がいいんで。で、走ったあとに大の字になって太陽を浴びて、太陽電池みたいになっています」という栄作語録を受け)じつは、こういうオジサンはモテる。特に、昔はやんちゃだった人が自然志向にというのは、女性にとっての萌えツボを刺激するようだ。

 
(中略)ただ、別人のように生まれ変わったわけではない。というのも、彼は最近、メディアに登場する際はだいたい、白いTシャツとブルージーンズという全盛期のファッションでキメている。あの頃を知る人に懐かしがられていることを踏まえての自己顕示も兼ねたサービスだろう。

 
ウケ狙いにも見えるが、そこには譲れない本気も感じられるというか、若い頃に培った自分らしさをあえて引きずっているように思える。それでいて、大人の分別も備わってきているあたりが絶妙にかっこいいのだ。

 
じつに的を射た納得の「栄作観」、それに「モテるオジサン論」だと感服した。たしかに20代30代にブイブイいわせていた鼻持ちならない(と一部からは見なされていた)男が、40代半ばあたりから「ナチュラル」や「ヘルシー」や「エコロジー」へとベクトルをシフトしはじめ、50代になったあたりから程良い“枯れ”を身にまとう……というパターンは“モテの王道”だし、そこに「まだ捨て切ることができない少年っぽさ」のようなもの、いわゆる“滾(たぎ)り”をフレイバーできれば、それはまさに最強である。

 
私に例えれば、お日様の光を浴びる広いグラウンドで週に2〜3回の早朝草野球……でも、夜は合コンに誘われたら(コロナ前だと)ホイホイ懲りずに顔を出す……みたいな? 今年還暦を迎える一男子としてはなかなかに悪くない戦略だと、我ながら思う。

 
同記事のヤフコメ欄には、

 
「しかし栄作は凄いイケメンだったという下地がある。世のおっさんはそれを忘れてはいけない」

 
……と鋭く指摘するコメントがあったが、こうした「どうにもならない骨格上の問題」を抜きにしても、自分のなかにある“枯れ”と“滾り”のバランスを見直す作業は、せめて性欲と完全に訣別できるまでにやっておいて損はしない作業……なのではなかろうか。

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